ビデオ編集用のパソコンの電源がいきなり落ちた。
何も操作してなかった。ひと作業終えて、横を向いていた時だった。しかも、それきり電源が入らなくなった。
普通、パソコンが起動しなくなった時、それでもファンは回っていたりするのだが、ファンも回らない。
横フタを開けて、パソコンの中を覗き込んだ。暗い。
普通、電源OFF時でもマザーボード上にあるLEDがひとつやふたつは点灯しているはず。だが、それも消えている。このあたりでもうすでに原因は頭の中に浮かんでいた。これはおそらく、電源ユニットの故障であると。
でも、とりあえず起動しなくなった場合のルーティンはやってみた。接続ケーブルを全部外し、拡張カードも外し、CMOSクリア。状況は変わらない。
なにしろ編集用のパソコンなので、これが使えなくなると一大事。電源を買いに走ろうかと思ったが、まずちょっと落ち着いて考えてみた。
このパソコンは、ドスパラのBTOデスクトップである。ドスパラのサイトを覗いてみた。すると、「ワンコイン診断」というサービスがあった。500円でパソコンのトラブルをいろいろと診断してくれるらしい。電源ユニットの故障であることはほぼ確信していたが、買って帰って起動しなかったら嫌だ。どうせなら、この診断を受けてみよう。
ドスパラのなんば店に車を走らせた。なんばといっても日本橋三丁目だが。ドスパラには駐車場がないというので、コインパーキングに車をとめて、3Fのサポート窓口にパソコン本体を持ち込んだ。
係の兄ちゃんはていねいに対応してくれた。電源が入らない症状を確認すると、別の電源ユニットを持ってきて、それを接続して起動を試してくれた。別の電源でなら起動する。これで、電源ユニットの故障であることは確定。新しい電源を買うことにする。兄ちゃんはパーツ売場まで一緒に来てくれて、電源選びのアドバイスもしてくれた。そして、新品の電源を開封し、その電源を接続して起動することも確認してくれた。
電源の寿命は3年から5年くらい。予兆もなく、このように突然こわれることも珍しくない、ということだ。
電源を交換してもらうとバカにならない技術料が発生するとのことだったので、自分でここで交換するからその後で起動を試させてくれないか、といったがそれは出来ないルールらしい。とりあえず、こわれた電源は外して処分してもらい、帰ってから自分で交換することにした。
ここまでのサービスで、新品の電源の代金は別にして税込み500円。これは値打ちのあるサービスだ。別にドスパラ製のパソコンでなくても、わかる範囲でサポートしてくれるらしい。
ただ、駐車場がないのは痛い。コインパーキングで600円とられた。サポート代より高いというのはちょっと納得がいかない。(笑)
無事、新品の電源を組み込み、以前と同じように起動するまでになった。
ただ、このパソコンはもう買って3年。電源以外の部品も、それだけの時間を経過している。いつトラブってもおかしくないということだ。そろそろ新しいパソコンを買わねばならないのかもしれない。